cross.
またもや倉橋様の詩につけた曲。
ピアノとパーカッションと少しのシンセで成り立ってます。
寂しげな、情緒不安定な感じが出せただろうか。
 
cross.
word by.倉橋弥生
菜の花で埋まった黄色い丘をのぼる
足元には きらめく水面
僕はずっと下を向いていたのに
空の雲も 時も 流れ
あたりまえに春が来た
君が隣にいない 初めての春

生は限りがあるから尊く
死は何者にも降りかかる
だから彼女との別れも 哀れめない現実
あぁ神よ、言わせて下さい・・・バカヤロウ


あれから一年も経ってしまったなんて
実感のない永遠の別れ
空は君の好きな色だよ
石の十字架と 銀の墓標で
君の死を 信じろなんて
そんなもの別れの証拠じゃない

どんなに時が経っても薄れず
募っていく思いがある
誰に泣いて乞われても僕は 君をあきらめられない
あぁ神よ、言わせてください・・・バカヤロウ


こんな僕を見て 君が泣くなら
その涙を見せに来て
君さえいればと全てを投げて
不信の神の手を握ったのに
何故 君は 僕の隣にいないの?
あぁ神よ、ならばあなたは 誰を救うと言うのでしょうか


一年という歳月では短く
君を忘れられなかった
今度会うときは 強い自分でいたかったのに
何故 僕は弱いまま・・・ごめんね

あぁ神よ、言わせてください・・・I don't believe you.